Copilotにコードの提案をしてもらう

プログラミング初心者にとって、AIアシスタントは大変心強い味方です。私自身もプログラミングの初心者で、AIアシスタントに助けられています。今回は、Copilotから課題を出されて作成した際のメリットについてお話しします。

Copilotがコード課題を提案

生成AIは多様なプログラミングコードを生成することで知られていますよね。
例えば、試しにCopilotに「PHPで1から100までのランダムな数字から素数を判定するコードを書いてくれる?」というプロンプトを書くと、このように即座にコードを生成してくれます。

<?php
function isPrime($number) {
    if ($number <= 1) {
        return false;
    }
    if ($number <= 3) {
        return true;
    }
    if ($number % 2 == 0 || $number % 3 == 0) {
        return false;
    }
    for ($i = 5; $i * $i <= $number; $i += 6) {
        if ($number % $i == 0 || $number % ($i + 2) == 0) {
            return false;
        }
    }
    return true;
}

$randomNumber = rand(1, 100);
echo "ランダムな数字: " . $randomNumber . "\n";
if (isPrime($randomNumber)) {
    echo $randomNumber . " は素数です。\n";
} else {
    echo $randomNumber . " は素数ではありません。\n";
}
?>

それに加えて、AIはコーディングの課題も作成できます。基本的な変数や条件分岐から、関数の定義やオブジェクト指向プログラミングのような高度なトピックまで、プロンプトに学習レベルやトピックを指定することで、段階的に適したレベルで学習が可能です。

今回、例として取り上げるのは私が「HTML, CSS, JavaScriptを学習し始めたばかりの初心者でも作れるウェブアプリやツールはある?」とCopilotに尋ねたときのものです。その時CopilotはColor Flipperを提案してくれたので、作ってみました。

模写ではなく、自分で考えてコーディング

課題を出してくれるようにプロンプトを書くと、コードそのものではなくアプリやツールの提案のみを出してくれるので、単にコードを模写するのではなく、AIのアドバイスを参考にしながら自分で考えてコーディングすることで、より深くプログラミングを身につけることができます。
教材や学習サイトなどでは、どうしても受動的な学習になり理解が曖昧なまま進んでしまったり、覚えたつもりでも忘れてしまったりすることがあったのですが、実際に手を動かしながら学習することで、より深い理解とスキルを身につけることができました。
課題をクリアすることで達成感を得られ、モチベーションアップにも繋がります。

行き詰まった時はヒントも

何かわからないことがあった時、Copilotは手順やヒントを提供してくれます。これにより、自分で解決策を見つける力が養われます。

Copilotによるコーディングの手順解説画面

このように手順などをヒントとして教えてくれるので、それをもとにまた自分でコーディングします。

エラーメッセージの解説で理解を深める

プログラミング初学者にとって、大きな壁となるのはなんと言ってもエラーでしょう。
エラーメッセージの意味を調べるだけでもひと苦労だったりしますが、しかし、AIならエラーメッセージの原因を分析し、具体的な解決方法を提示してくれます。
エラーメッセージの意味を理解することで、プログラミングの仕組みをより深く理解することができますし、時短にもなりますよね。
私は5分考えて解らなかったら、AIに訊くようにしています。

課題のCollar Flipper

こんな感じでCopilotに頼りながら作成したのが、こちらです。

See the Pen Color Flipper by ic ya (@ic-ya) on CodePen.

このJavaScriptのコードでは、配列からランダムに色を選び、その色のコードと名前を対応させる処理を通じて、プログラミングの基本的な概念を学ぶことができました。配列の使い方、関数の定義、イベントリスナーの設定など、初心者にとって重要なスキルが含まれています。特に、Math.random() を使って配列内のランダムな要素を選択し、それをDOMに適用する部分は、実際のプロジェクトでよく使われるテクニックで勉強になりました。

こうしてAIアシスタントのサポートを受けながら、自分で考えてコーディングすることで、プログラミングの力が着実に身につきます。しかも、自分で作品を完成させられるのは大きな喜びにもなります。プログラミング初心者の方には、ぜひAIアシスタントを活用して、スキルアップとモチベーションアップを図ってみてください。

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