今回はとても便利なサービス、NoLangをご紹介します。
リアルタイム解説動画生成AI NoLang
NoLangは、株式会社Mavericksによって開発された「リアルタイム解説動画生成AI」です。
このサービスは、テキストベースの情報を動画コンテンツに変換することで、大きな注目を浴びていまNoLangが公開された2024年3月26日には、予想を上回る数のユーザーが一斉に利用をしたために、一次的に動画が生成できない障害が発生したほどでした。そのため、現在は以下のような制限が設けられています¹:
- 利用にはログインが必要
- 動画の生成は1日にあたり10回まで
- ネットワークが混み合っている際に待ち時間が発生
そんな話題のNoLang。どのようなサービスなのか、詳しく解説します。
NoLangの主な特徴
- 自然言語で利用可能
- NoLangは、単なるテキストから動画を生成するだけでなく、その過程で自然言語処理技術を活用しており、ChatGPTのように自然な会話形式でサービスを利用できます。
- どんな資料でも簡単に動画で要約
- NoLangのもう一つの特徴は、その利便性です。WebサイトやPDFファイルなど、さまざまな形式の文書をアップロードするだけで、簡単に動画コンテンツを生成できます。
- 継続的な対話で質問可能
- 生成された動画の内容に基づいて、新たに続きの動画を生成することが可能です。
これにより、動画を見ながら疑問に思った点を即座に解決でき、より理解を深めることができます。
- 生成された動画の内容に基づいて、新たに続きの動画を生成することが可能です。
- ダウンロードとシェア
- 自分で生成した動画はダウンロード可能で、CC-BY-SA 4.0ライセンス1の条件に従い、サービス運営者のクレジット表示をすれば、ダウンロードした動画を共有することも可能です。
こちらのNoLangの公式の利用規約にあるようにクレジット表記をすればサイトに表示することもできます。
- 自分で生成した動画はダウンロード可能で、CC-BY-SA 4.0ライセンス1の条件に従い、サービス運営者のクレジット表示をすれば、ダウンロードした動画を共有することも可能です。
- Chromeの拡張機能
- NoLangはWebアプリ版だけではなく、Chrome拡張機能として利用ができます。
- NoLangはWebアプリ版だけではなく、Chrome拡張機能として利用ができます。
NoLangの使い方
では実際にNoLangを使ってみましょう。
NoLang Webアプリの使い方

先ずはNoLang (no-lang.com)にアクセスします。
利用にはログインが必要なので、右上の「ログインボタン」をクリックしましょう。Googleアカウントでログイン出来ます。利用規約に同意してログイン完了です。

ログインが完了するとTOP画面が表示されます。プロンプト入力フォームにChatGPTと同じように、気になるテーマや質問を入力すると、同じ速度で動画で回答してくれます。
紙飛行機アイコンをクリックすれば、数秒で動画が生成されます。
さらに詳細に設定したい場合は、NoLangのロゴをクリックしてHOME画面を開きます。



HOME画面上部の「動画設定」をクリックするとウィンドウが開き、動画の公開設定や、音声の選択が出来ます。
HOME画面のメニュー

HOME画面では生成動画の設定以外に、他のユーザーが作成した動画を視聴することが出来ます(いいねして後から観ることも可能)。使い方の解説や、Chrome拡張機能のダウンロード(これについては後述します)などが出来ます。
マイページへのリンクもここです。

マイページには自分が作成した動画が保存してあり、いつでも観ることが出来ます。
また、「本日の動画生成利用可能数」の確認や、いいねした動画の視聴が可能です。
そして、TOP画面やHOME画面と同じく、マイページでも動画の生成が出来ます。
実際に作成してみました。
プロンプトに「内閣府のムーンショット目標について詳しく教えて。」と入力し音声は選択なしで、紙飛行機アイコンをクリック。数秒で以下の動画が生成され再生されました。
ムーンショット目標 – 日本の野心的な未来構想
クレジット表記は以下の通りです。
(注) 本動画はCC-BY-SAライセンスの下で公開されています。動画をダウンロードして公開・再配布する際には本サイト(https://no-lang.com)と本サイトで使用されている画像および音声のクレジットを明記してください。
VOICEVOX:四国めたん
Images:
・Cancer Moonshot Event at NASA Headquarters (NHQ202403210101) by NASA Headquarters / NASA/Keegan Barber [Source]
・Cosmos Stars Space Space Free Stock Photo - Public Domain Pictures [Source]

なお、動画を再生すると画面に「続けて質問」のボタンが表示されます。
クリックして質問すると、また新たな動画を生成して答えてくれます。
ChatGTPやその他のAIアシスタントのように会話形式で出来るので簡単で便利ですね。
NoLangのChrome機能拡張の使い方
次はNoLangのChrome機能拡張の使い方を見て行きましょう。
機能拡張ツールでは、要約したいページを数秒で動画にしてくれるという優れものです。
先ほど紹介したNoLangのHOME画面のメニューからダウンロードすることも出来ますが、Chromeウェブストアから直接追加することも可能です。

Chromeウェブストアで、「NoLang」と検索すると機能拡張ツールが表示されるので、Chromeに追加をクリックするだけです。
ちなみにEdgeはChromeウェブストアの機能拡張を追加することが出来るので、EdgeでもそのままNoLangの機能拡張ツールが使用可能です。(EdgeとChromeの互換性についてはまた改めて記事にします)
では、実際に使用してみましょう。

機能拡張ツールは更に簡単に使用できます。要約したいページでツールバー(機能拡張を追加したらツールバーに表示させるよう設定しておくことをお勧めします)のNoLangのアイコンをクリックするだけ。すぐに動画が生成されます。
今回は試しに私のこの記事「突然のマウスとBluetoothのトラブル」で使用してみました。
すぐに動画が生成され、その場で再生されます。
動画はマイページからダウンロードして、YouTubeにアップロードすることも可能です。
クレジット表記は以下の通りです。
本動画は https://no-lang.com によりCC-BY-SAライセンスの下で作成されました。
VOICEVOX:雀松朱司
Images:
Micro USB Mouse Free Stock Photo - Public Domain Pictures, Public Domain [Source](http://publicdomainpictures.net/view-image.php?image=20511&picture=micro-usb-mouse&large=1)
Windows Upgrade 20160216 113417 by Kim Holger Kelting, CC BY 4.0 [Source](https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Windows_Upgrade_20160216_113417.jpg)
Mouse Computer Hardware · Free vector graphic on Pixabay, Public Domain [Source](https://pixabay.com/en/mouse-computer-hardware-optical-159568/)
Technology Background Free Stock Photo - Public Domain Pictures, Public Domain [Source](https://www.publicdomainpictures.net/en/view-image.php?image=172252&picture=technology-background)
Wireless Mouse Free Stock Photo - Public Domain Pictures, Public Domain [Source](https://www.publicdomainpictures.net/en/view-image.php?image=3277&picture=wireless-mouse)
Computer Mouse Free Stock Photo - Public Domain Pictures, Public Domain [Source](http://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=19162&picture=computer-mouse&large=1)
いかがでしょうか?とても簡単にクオリティの高い解説動画を作れてしまうのは驚きですね。
本当に便利でまさにマーベラスなサービス、NoLangのご紹介でした。
- CC-BY-SA 4.0ライセンスは、クリエイティブ・コモンズが提供するライセンスの一つで、以下の条件に従う限り、自由に作品を利用できるライセンスです。
共有:どのようなメディアやフォーマットでも作品を複製したり、再配布できます
翻案:作品をリミックスしたり、改変したり、別の作品のベースにしたりできますCC-BY-SA 4.0ライセンスは、クリエイティブ・コモンズが提供するライセンスの一つで、以下の条件に従う限り、自由に作品を利用できるライセンスです。
ただし、以下の条件を守る必要があります。
表示:適切なクレジットを表示し、ライセンスへのリンクを提供し、変更があったらその旨を示さなければなりません。
継承:もし作品をリミックスしたり、改変したり、加工した場合には、貢献部分を元の作品と同じライセンスの下に頒布しなければなりません
↩︎